<<<自分にも出来んじゃネ?>>>
どんな料理も、絶対誰かが作ってるんだ。
じゃあ、同じ手順をたどれば、自分にも同じくプロの料理みたいなのが出来るんじゃないか?
私の料理の発想はそこからなんです。
とにかく基本的には生きていく為の料理であって、味は二の次なんですが、どうせ食べるなら安いものでも美味しく食べたい、ということでちょっとだけ料理にクビを突っ込んでみたわけなんです。
<<<贅沢は言いません>>>
YouTube動画をいろいろ観て参考にさせていただいてますが、絶品!!とか、お店の味を超えた!!とか、よくありますね。
確かに美味しいのに越したことはありません。
でも、絶品程じゃなくていいし、いやいやお店の味を超えなくても、そこそこ旨けりゃいいって言う程度しか求めないんで。
私自身、舌貧乏(こんな言葉あったっけ?)なのですから。
つまり満足できる味付けのハードルが低いって言うんでしょうか…?
<<<美食家の人は可哀想>>>
だからいつも思うんですが、美食家の人って、本当に美味しいものしか美味しいと感じないんじゃないかな?って。
いつもすごく美味しいものばっかり食べてると、普通の料理なんか美味しいと思わなくなるだろうから、なんか可哀想になってくるんですね。
私なんか大抵のものは美味しくいただけるので。
例えば料理研究家さんたちが教えてくれる料理がレシピ通りに出来たら、もうそれだけで感動して向こう三軒両隣まで響き渡るくらい、うなり声を上げそうになりますよ。(そんなアホな…)
高望みはしません。
そこそこ美味しい料理を作ってみたいだけなんです。
<<<もうひとつの理由>>>
私が料理に向き合うようになったのは、独りで生きていくための術(すべ)として必要だったことが大きな理由です。
でも実はもっと大きな理由があるんです。
それは、私が作った料理を食べさせてあげたい、そして美味しいと言ってもらいたい人がいるからなんです。
60歳を過ぎて独り暮らしをしている私にも、奥さんがいました。
訳あって今は籍を抜いて別居しているんですが、けんか別れしたわけじゃないので、いつか時が来たら奥さんに食べさせてあげたいんです。
私の腕を振るった、とびっきりの自慢料理を!
いつか時が来たら…。