<<<食べ合わせ>>>
みなさんもご存じの方も多いと思いますが、昔から食べ合わせとして、鰻と梅干し、天ぷらとスイカなどがあります。
食べ合わせとは、これとこれを一緒に食べるとお腹を壊すとか、身体に良くないとか言われる、食材の組み合わせですよね。
小さい頃からこれを聞いて知っていましたが、素直な私(笑)はさすがに昔から言われてきたことに、疑問を持ったことはほぼありませんでした。
大人になって素直じゃなくなってしまった私は、最近になってちょっと気になり始めたので、ちょっとあちこちを見渡してその真実の程を確かめてみました。
<<<意外な事実が>>>
なんと、昔から絶対視されていた「鰻と梅干し」の食べ合わせは、実は理にかなった相性の良い組み合わせなんだそうです。
鰻に多く含まれるビタミンB1と、梅干しに多く含まれるクエン酸は、いずれも疲労回復に効果的な栄養素のひとつなので、鰻と梅干しの組み合わせは栄養的・医学的にまったく問題はないんだとか。
さらに、梅干しの酸味が胃酸の分泌を促し、鰻の脂分の消化を助けるので、消化不良や食後の胃もたれを軽くしてくれるということ。
なので身体に悪いどころか、夏のスタミナアップ＆夏バテ予防に大きく役立つということらしいです。
にもかかわらず、なぜこの食べ合わせが悪者にされたのでしょうか？
昔は、鰻の脂っこさと梅干しの酸味が刺激し合い、消化不良を起こすと考えられていたようです。
私の口には滅多に入らない高級食材なので、正直どうでもいい話ですが…(汗)
<<<ホンマでっか？>>>
ここからは「悪い食べ合わせ」として、いくつか意外な定番料理をご紹介しましょう。
***天ぷらとスイカ***
水分の多いスイカを食べると胃酸が薄まるため、油分の多い天ぷらと一緒に食べると、消化不良を起こす恐れがあるそうです。
胃腸の弱い人や下痢をしやすい人は、できるだけ避けたい組み合わせです。
でもそれだと、天ぷらや唐揚げなど、脂っこいものをつまみにビールを飲むのもよくないんでしょうかね？
（胸焼けすることはたまにありますけど…）
***ホウレン草とベーコン***
私が小さい頃、母にホウレン草を食べればポパイみたいに強くなれるからと言われてそれを真に受け、妙にその気になって結構食べた記憶があります。
（そのおかげで強くなれました、多分…）
ホウレン草は、体内で変化した亜硝酸とかいう成分がベーコンに含まれる成分と反応して、発がん性物質が生成されてしまうらしいのです。
（難しいことは分かりません(汗)）
さらに、ベーコンがホウレン草の鉄分やカルシウムの吸収を妨げるため、栄養的にも良くないとされているそうです。
そこで対策として、例えばホウレン草のベーコン炒めを作る際には、ビタミンの多い野菜をプラスして、ホウレン草をサッと茹でてから炒めると、鉄分・カルシウムの吸収効率をいくらかでも高められるようです。
***ニンジンとダイコン***
煮物やお正月の紅白なますなど、この組み合わせってかなり多くみられますよね。
でも、ニンジンに含まれる酵素が、ダイコンに多く含まれるビタミンCを破壊してしまうため、栄養的に良くない組み合わせとされているそうです。
ただ条件によってはなんとか回避できそうなんです。
その酵素は熱と酸に弱いため、加熱調理するか、酢・レモンなどを使えば大丈夫みたいです。
ダイコンとニンジンを酢で合わせた正月必要不可欠な定番料理の紅白なます。
一瞬、これダメだったの？と思いましたが、実は栄養的に理にかなったメニューだったんですね。
個人的には、お正月の暴飲暴食の消化不良改善に役立つんだとばかり思ってました。
***チーズフォンデュとビール***
私はまだ貧乏なので、チーズを食べること自体あまりないし、チーズフォンデュそのものが何者なのか知りませんが、どうやらこれを食べながらビールを飲むのは良くないとか。
そこで今度はチーズフォンデュについてググってみたところ、チーズをすりおろしたり細かくしたものを鍋で溶かして、その中に串に刺した野菜やソーセージをつけて食べる、スイスやフランス、イタリアなどで考案された古くからの料理だそうです。
でも、なぜこれがビールと相性が悪いかということですよね。
実は、そもそもチーズフォンデュは鍋で熱して溶かしているチーズを食べるわけなので、冷えたらまた固まるわけですよね。
つまりチーズフォンデュを食べてすぐに冷たいビールを飲むと、お腹の中でチーズが固まってしまい、消化不良をおこすといわれているらしいんです。
といっても、野菜やソーセージなども一緒なので、チーズがひとかたまりになるとは思えないし、真偽の程は定かではありません。
ま、私には縁遠いお話ですけどね。
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それぞれの食べ合わせを一番最初に言い出した人って、どんな人だったのかは分かりませんが、今と違って、昔は科学的根拠もなかったのに、なんでこんなに食べ合わせが信じられるようになったのか不思議です。
個人的には、美味いものを美味く食べられればそれでいいと思っているので、正直あまり気にはしないお話でした。
