ズボラ爺の台所

安い食材で簡単にできる料理を、自分なりに試しているだけの独身ジジイです。

はんぺんポテト

 

はんぺんポテト

 

今日は余裕…

久々に何もすることがないお休みになりました。

 

厳密に言えばやることは結構あるんですが、とりあえず後回しでもなんとかなることばかりなので、買い物なんかもぐっとこらえてどこにも行かず(ゴミ収集日なのにゴミも出さず(汗))、この日はあさからまったりとすることに決めました。

 

なぁんもしない日。

 

とはいえ、本当はやることがあるワケなので、目につくものがいちいち気になって、ついつい手をつけてしまう。

 

それはそれでいいんですが、「あ、きょうはなんもしない日だったんだ!」と、途中で我に返り作業を中断するもんだから、あちこちが中途半端になって、あとあと面倒なことになりそうな状態で終わってるンです。

(何にもしない日なんて決めるからだよ…。)

 


時間があるんだったら…

 

いくら今日は何にもしない日だからと言っても、食事をしないわけにはいきません。

 

ひとり暮らしなんだから、やっぱり食事は自分が作らなきゃいけないので、重い腰を上げることにしました。

 

そうだ、せっかく時間があるんだから、ちょっと時間がかかりそうなことをやってみようと思い立ち、しばし考えました。

 

まず食材は何があるか。

 

そして何が食べたいか。

 

どんな風に料理しようか、などなど…。

 

買い物にも行かないんだから、あるものでなんとかしなきゃです。

 

冷蔵庫を開けて一番に目についたのが冷凍したはんぺんです。

 

そしてはんぺんで連想したのがなぜか、じゃがいも。

 


買い置きあったっけ?

 

でも、ジャガイモなんて最近買った記憶がなかったので、もしかしたら買ったまま忘れていたのが1コくらいあるかも知れないという、全くあてのない記憶を頼りにあちこち探してみたら、ありました、ありました。

 

1~2ヶ月前に知り合いからいただいた品種不明の小ぶりのジャガイモが4個、食器棚の奥から出て来ました。

 

保存方法が分からず暗いところに置いていたのを、すっかり忘れていました。

 

これはラッキーでした。

 

ちょっとだけ芽が出ていたので、ちょっとドキッとしましたが、芽さえとってしまえば大丈夫だろうとポジティブに考え、料理決行!

 


何が出来るんだろ

 

実はこの段階ではまだ何を作るかなんて、決めていませんでしたが、ジャガイモは火を通して柔らかくしなけりゃ食えないなと思い、ピーラーで皮を剥きラップでくるんで5分くらいチンしてみました。

 

レンジから取り出してみたら、メッチャ熱くなっていましたがまだ少し硬かったので、そろそろ方針を固めなきゃ迷子になるな、と思いながらやっぱりそこから茹でる方法に切り替えました。

 

よし!決めた!

 

なんとかイメージできたのが、はんぺんとジャガイモをぐちゃぐちゃにして丸めてフライパンで焼いた姿でした。

 

そうと決めたら脇目を振らずに一直線!作業を進めました。



はんぺんをぐちゃぐちゃに、そして茹で上がったジャガイモもぐちゃぐちゃにして混ぜ合わせ、一口大の2倍くらいの、つまりは二口大の小判型の塊を作りました。

 

我ながらうまく形が出来てるじゃん!と、いつもの自己過大評価と自画自讃。


ちょっと柔らかめだけど、フライパンでカリッと焼けば大丈夫だろうと信じ、焼き始めてみました。

 

こ、こんなはずじゃ…

 

裏面の様子を見るとすこしこんがり焼けてきていたので、おおむね順調!と、今日の成功を確信していました。

 

さて、こいつをどんな味にしようかなと考えたとき、ふと、甘醤油味が頭をよぎりました。

 

これが致命的な結果を招いてしまいました。水っぽいタレを煮詰めながら味をしみさせようとしたところ、はんぺんとジャガイモの小判が、無情にも溶け崩れ始めたではありませんか!

 

この時初めて、重大なことに気がつきました。

 

もしかしたら、片栗粉を入れなきゃならなかったんじゃないか?と。

 

でも時すでに遅し。

 

イメージとはかけ離れた別なものになってしまったんです。

 

恥ずかしながら、包み隠さず公表します。

すべて自己責任だから…

 

自分で作って自分で食べるんだし、食べられるもので作ったんだし、味付けだってそんなひどいわけじゃないんだから、と言い聞かせ完食しました。

 

でもあまりにも悲惨な出来だったので、お口直しにバラ肉とピーマンのオイスターソース炒めも作り、逃げ切りました。

 

今日のひとこと

最近、1ヶ月がとても早く過ぎていきます。

 

歳のせいでしょうか…。

 

小学校の頃は1年がメチャクチャ長く感じたのに、年齢を重ねるに連れて時間が早く流れるのはナゼなんでしょうね?

 

先日またひとつ歳を取りました…。

 

 

最後までおつきあいいただきまして、ありがとうございました。


またのお越しをお待ちしております。