ズボラ爺の台所

安い食材で簡単にできる料理を、自分なりに試しているだけの独身ジジイです。

はんぺんバター焼き

年末年始は一年の総集編として、今まで作ってきためぼしい料理をおせち代わりにいろいろ作ってみたいと思っています。その前にいったん冷蔵庫の中などの食材を確認しようとチェックしてみたところ、はんぺんを買い置きして冷凍していたのが4コもあったので、まずはこれを少しでも消費することにしました。

 


なんか億劫…

とはいうものの、この日は面倒くさいことはしたくなかったので、いつもならあちこちのレシピを探して頑張るところですが、極簡単におつまみにしようと思いました。

辺りを見回したあと「簡単おつまみ」で思いついたのは、単純に「フライパンで焼く」ことでした。


思いつくまま、気の向くまま

まずは凍っているはんぺんを、袋ごとぬるま湯につけてしばらくほったらかしておき、片意地を張っていたはんぺんが脱力したのを待って、縦横に約16等分にしてあげました。

そいつらをフライパンに移動させ、小麦粉を振ってまぶしました。

 

ここでこの小麦粉、意味がなかったんじゃないかな…という思いが頭を過ぎりましたが、まあ、それでも食べられないことはないだろうと思い直し、作業続行。

コンロに火を入れ、次にバターを落として焼きはじめます。


こりゃヤバいかも…

焼き始めて数分後、小麦粉を纏わり付かせたはんぺんが、なんか別物になっていくような様相を呈してきました。

♪こんなぁ~ はずじゃぁ~ なか~った~よね~♪ なんて音をはずして唄ってる場合じゃありません。

 

この企画がボツになるかも知れないんですから😅でも塩を少し振り入れて様子を見ていると、何とかそれっぽくなってきてちょっと安心。


そのままでいて欲しかった…

なんとか軌道修正して持ち直し、全体に軽く焦げ目がついたところで火を止めて器に盛り付けましたが、写真を撮るのに手間取っているうち、軽い焦げ目が濃い焦げ目になってしまいました。

 

しかも焼いているうちはプックリしていたのに、器に盛って温度が下がった途端ちょっと情けない感じに縮んでしまって…💦

やっぱり小麦粉は必要なかったなぁと思いながら、それでもしっかり美味しくいただきました。

 

外側はちょっと硬くなりましたが、中身は柔らかで全く問題はありませんでしたよ。

 

途中の道を間違えても、遠回りしても、目的地にたどり着ければそれでいいんですから。

今宵は簡単手軽なおつまみと、前日作っておいたネギちくわでいつもと同じように晩酌に酔いしれるジジイなのでした。

 

今日のひとこと

おいしいことを「うまい」と言って、「美味い」と書いたり「旨い」と書いたりしますが、どう違うのか自分なりに考えてみました。その結果、「美味い」とは料理してつけた味のことで、「旨い」とは本来その食材のうまさなんじゃないかということにたどり着きました。あくまでも個人的な持論ですので、あしからず。

 

 

今日もしょうもないお話でしたが、最後までおつきあいいただきまして、ありがとうございました。

 

またのお越しをお待ちしております。