私がまだ小さかった頃、母がよく作ってくれたオムレツ。幼いころの遠い記憶をたどって再現してみました。
出来上がりはこちら。
自己満足度 ・・・100%
美味しさ ・・・100%
難易度 ・・・40%
難易ポイント・・・薄れかけた記憶
出来栄え ・・・90%
コスト ・・・150円くらい?
お勧め度 ・・・シンプルでうまい
総合評価 ・・・記憶の中の宝物
(あくまでも個人的な判断基準です💦)
ひき肉とニンジンと玉ねぎ
今夜は何を作ろうかと思い、冷蔵庫の中に中途半端に残っていた豚ひき肉と、これまた中途半端に残っていたニンジンと半分の玉ねぎを眺めていると、50年ほど前に母がよく作ってくれたオムレツが頭をよぎりました。
最後に食べたのはいつだったろうか。
もう一度食べたいけれど、母はもういないので、記憶をたどりながら自分で作ってみることにしました。
記憶の中のオムレツ
半世紀以上前の記憶でも、記憶って写真みたいにセピア色にはならないんですね。
母が作ってくれたオムレツは、ひき肉とみじん切りにしたニンジンと玉ねぎを炒めた奴が黄色い卵に包まれているもの。
そんな記憶だけが頼りですが…。
みじん切り
まずはニンジンから準備しましょうか。縦に薄く切って千切りにしてから向きを変え、今度は横に細かく切れば、ニンジンのみじん切りの出来上がり。
そしてお次は玉ねぎ。縦に切り込みを入れたら今度は横に入れ、あとはザクザクで完成!
オムレツの中身
フライパンに油をひき、ひき肉を入れて炒めましょう。
ひき肉に大体火が通ったところで先に切っておいたニンジンと玉ねぎを合流。
焦げてしまわないように火加減に気を付けて、かき混ぜながらじっくりと炒めます。
ここに塩コショウを少々振り入れて混ぜたら、いったん取り出しておきます。
いよいよ佳境
フライパンを軽くふき取り、中火くらいでバターを溶かし、タマゴ2個をよく溶いて流し入れてみました。
グリグリかき混ぜながら半熟程度に広げたらいったん火からおろし、そこに炒めておいたひき肉たちを、真ん中あたりに横長に盛り付けます。
(写真撮影に手間取っていたら、形を整える前に固まってしまいました💦)
ゴムベラでタマゴのふちをそっと起こして、真ん中の具にかぶせました。
両端を整えながら反対側も…と思いましたが、このまま転がしてもいいのかもとやってみると、ほら、ほぼイメージどおりうまくいきました。
出来はどうあれ
とりあえず皿に盛り付け、シンプルに市販のソースをかけていただきま~す。
卵白のムラが結構ありますが、大体がこんな感じだったはずです。
卵料理、特にオムレツってのも毎日作るわけでもないので、なかなかうまく作れるようになりません。
でもうまくできようが形が崩れようが、味にはほとんど影響がないので、記憶だけの力作としては結構美味しく出来たと思います。
それでもゆっくり口に運びながら、「やっぱり何かが違う」とか「追いつくなんてムリだな」とか、ブツブツ独り言をつぶやくジジイなのでした。
今日のひとこと
何を生意気な
母の作ってくれたオムレツの味が忘れられず、意を決して再現してみるとか言ってはみたものの、再現になんかなっていませんでした。
自分で作ったオムレツは、間違いなくしっかり美味しく出来たんです。
でもいくら頑張っても、母の作ってくれた「おふくろの味」にはほど遠いものでした。
今日もしょうもないお話でしたが、最後までおつきあいいただきまして、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。